事務補助のCAD備忘録

業務でよく聞かれるCAD操作を忘れないように記録しています。

斜めの図面を作業しやすくプレビューし作業する方法

貰った図面が斜めで、おん?ってなって作業しずらい時よく使うのがUCSとプランビュー。

オブジェクト自体を回転させることなく作業画面ごと回転させることが出来ます。

なんていうか、紙をくるくる回して描くようなイメージです。(つたわれ)

 

こんな感じの。とりあえず体を傾けて作業する事小一時間…


首もげるわ。

首めちゃ痛い。

 

ってなる前に、UCSとプランビューを駆使して作業します。

何処の現場かは探さないでください(白目)

リボンツールから、「ツール」を選択

「UCS」を選択

「オブジェクト」を選択します

親切な図面には大抵UCSの為のオブジェクトが用意されている(橙色のやつ)

あのL字みたいなやつが原点と呼ばれるやつです。

 

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補足ですが触るところによって、XとYの向きが変わります。

のちのち原点に合わせて図面を回転させてプレビューする向きに影響が出ます。

 

蛇足かもしれませんが…

WCS(もともとの向き、平面図の状態)

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ということで。

UCS:平面3と書いてあるところのラインを原点オブジェクトとして選択します。

選択するとクロスヘアカーソルが

X軸(水平のクロスヘアカーソル)がUCS:平面3と並行になりました!

ここまで来たらあともう一歩です。

表示画面を回転させます。

 

ヘアカーソルと同じ向きに画面プレビューを変えます。

リボンツールから「表示」

「3Dビュー」選択

「プランビュー」選択

「現在のUCS」選択すると図面が原点設定した向きになります。

 

ほら簡単でしょう?(ボブ・ロス風)

いかがでしたか?

これ使えるとほんとに作図楽になります。

覚えてからずいぶん楽になりました。

CAD覚えたての頃、このUCSが理解できず、全選択をして回転(コマンドでROTEATE)して作業し、大事件を起こすという黒歴史を経験してます。

とにかく黒歴史以来、斜めの図面を見るといまだに蕁麻疹が止まりません。合掌。